ワークショップと他団体との交流detail
ワークショップ 第4回 令和7年10月18日 17時~19時
2025年10月定例ワークショップ議事録
日時 10月18日土 17:00~19:00(16:30開場)
会場 しいのみ集会場2階 愛媛県松山市緑町1丁目1
トークテーマ
・公開質問状の回答
・10/2付要望書の返答について
・令和7年9月12日(金)松山市議会代表質問
・嘆願書の実態
・松山城周辺の日常的な点検活動報告
・有識者へのコンタクト
・みんなで作るワークショップ
【参加者数】
来場14名、リモート参加5名 計19名
【会員数報告】
10/18時点での会員数
・正会員10名(9世帯)
・準会員14名(11世帯)
・支援会員15名(15世帯)
【公開質問状について】
公開質問状②
・2025年9月12日に提出した公開質問状の返答に関連する質問
・2025年9月26日提出、回答期限10月10日
・説明会資料17ページ緊急車両用道路の設計・施工の妥当性に関する、地盤反力に関する記載について
詳細はこちら 公開質問状②
9/26 提出 公開質問状②
10/10 公開質問状②の回答
公開質問状③
・2025年9月29日提出、回答期限10月10日
・2025年3月市議会における「渡部克彦議員の質問及び松山市の回答」について
9/29 提出 公開質問状③
10/10 公開質問状③ 回答
【10/2付要望書の返答について】
・2025年9月10日にサンクレスタ緑町マンション理事会が提出した要望書の返答が10/2付で届いた
[要望1.緊急車両用道路の設計・施工・管理等について、外部の専門家(第三者)も参加する客観的で適切な検証の実施と、検証資料・議事内容等の開示]
≪回答≫
道路の設計・施工・管理の妥当性については、専門家の意見を伺いながら市として確認し、問題はなかったと判断していますので、改めて第三者を交えて検証することは考えていません。
検証資料や議事内容などをホームページ等へ掲載し開示するのは、その内容を様々に解釈され、誤解を招く場合があるため行う予定はありませんが、これまで通り閲覧は可能です。
資料等の写しの提供をご希望の場合は、引き続き情報公開請求の手続きをご利用ください。
[要望2.「誤解を招く恐れのない正確な説明」と、「住民の理解や納得感が深まるような十分な質疑応答」を交えた説明会の開催]
≪回答≫
住民説明会については、開催の予定はありませんが、住民の方々が知りたいことが人によって様々ですので、個別の対応を継続するよう考えており、個別の対応は、正確な説明と十分な質疑応答の時間を確保し、住民の皆さんの理解や納得感が深まるよう、今後も丁寧な対応に努めます。
[要望3.生活再建支援金について、当初の調査票に記載した被害内容とこれまでの給付状況に差異がある場合は、あらためて、被害者目線での適用や評価の実施また、営業・事業等に係る損失や収益の減少についても、私たちの生活に直接関わるものですので、適用対象としていただけますよう、要検討]
≪回答≫
生活再建金は、できるだけ早く元の生活を送っていただけるよう、福祉的な観点から、市が独自に創設した給付制度で、損害の補償や発生した全ての費用等の補填を目的にするものではありませんのでご理解ください。
[要望4.緊急自動車用道路の復旧は前述の適切な検証を行ったうえで実施するとともに、復旧後は、道路の劣化を抑制して安全性を維持するために、つぎのような措置を検討のうえ、実施する「消防・救急等の緊急車両以外の営業用車両等は通行を禁止する。または、営業車両については道路への負担が小さい軽車両等に通行を限定するとともに、通行回数を制限する。」]
≪回答≫
緊急車両用道路は、もともと松山城の管理道として維持管理車両や、営業車両等が使用していた道路を、緊急車両も通行できるように改良したものです。今後も、緊急車両は当然ですが、観光客などへサービスを提供することも重要ですので、これまでどおり施設の維持管理に必要な車両は通行を許可します。松山城は本市にとって大切な財産で、史跡として適切に維持管理していきます。
【令和7年9月12日(金曜日)松山市議会代表質問】
≪田中エリナ議員 代表質問とその回答≫
令和7年第3回(9月)定例会 議会中継
城山土砂災害について
(1)管理瑕疵なしとの判断プロセスについて
①災害発災後、第三者委員会による検証を行わなかった理由を問う。
→回答:鷲谷開発建築部長
専門家に意見を聞いた。発生メカニズムについては技術検討委員会で適切に行っておりこれ以上の追加の調査は難しい。道路の設計施工、城山の管理に関してはその分野の専門家に聞いて、妥当性を確認した
②管理瑕疵責任なしの判断において、特に予見可能性と管理体制の検証に関与した第三者とその検証内容を問う。
→回答:鷲谷開発建築部長
技術検討委員会の報告を参考にした。城山の管理に関して問題ないと、法律の専門家のアドバイスを受けた
③専門家へのヒアリング記録等を情報公開していない理由並びに説明責任の姿勢を問う。
→回答:鷲谷開発建築部長
専門的技術的に難しい内容。資料の公開だけでは誤解を招く恐れがあるので公開してない。最終的な報告内容は誤解を招かないように住民に説明した。今後は個別に丁寧に説明する対応を継続する
(2)地盤調査を行わなかったことの妥当性について
①地盤調査を行わなかったことの妥当性の根拠について、道路土工指針に照らしていない理由を問う。
→回答:鷲谷開発建築部長
緊急車両用道路の擁壁は道路土工擁壁工指針などに基づいて土木構造物として整備した。この工事は道路の道幅を広げるものではなく、既存の道路面を掘削していること、設置する土木構造物は小型重力式擁壁など設計内容や現場条件を踏まえて地盤調査は不要と判断した
②標準設計を用いているにも関わらず、地盤調査を行わなかった妥当性の根拠を問う。
(3)復旧工事のための土地使用に関する契約の状況並びに正式な賃貸借契約を締結すべき必要性について問う。
→回答:鷲谷開発建築部長
被災家屋の土地については地権者に対し、災害復旧工事だけでなく城山の維持管理にも必要な用地であるため土地を購入する前提で工事車両の進入路や工事ヤードとしても無償でお借りすることを口頭で説明し承諾を得ている。現在土地を購入するため関係者同士で土地の境界を確定していだくよう依頼しているが、その調整に時間を要している状況。そうしたことから改めて地権者のご要望を聞きながら適切に対応していきたい
(4)住民説明会の開催と住民に真に寄り添った今後の対応方針について問う。
→回答:鷲谷開発建築部長
被災された方からのご質問ご要望について、その都度各担当部局が個別に丁寧に対応している。今後も住民説明会については、住民の方々が知りたいことが様々であることから個別に対応してく。工事についてもこれまでもできる限り作業の音を抑制した機械の使用や工事車両の砂ぼこりの抑制、伐採した樹木の匂いの防止などをしている。引き続き細心の注意を払い工事の進行状況をホームページでお知らせするなど住民によりそった丁寧な対応に務める
≪土井田学議員 代表質問とその回答≫
令和7年第3回(9月)定例会 議会中継
松山城の樹木管理計画と適正管理について
(1)市長が事前に予測していた土砂災害の受け止めについて
①降雨によって土砂災害が発生し、市民の生命が失われたという不幸な事実に関する市長の受け止めについて
→回答:鷲谷開発建築部長
今後も住民に寄り添った丁寧な対応に務めます
②計画の中で市民の危険を予測してから現実になるまでの約9カ月間に指示した対策の内容と報告について
→回答:鷲谷開発建築部長
樹木の管理は計画に基づき、来園者への安全確保を優先的に整備し更に日常的に指定管理者が枝の落下や倒木の危険性がある樹木は枝打ちや伐採を行うなど城山全体としての管理は適正に行っており今回の災害を予見したり回避することは不可能であったと考える
(2)本丸周辺の樹木の伐採と土砂災害への影響について
①石垣を見せることを意識し、本丸周辺の樹木を伐採した初年度とその当時の市長について
②本丸周辺の樹木の伐採が、昨年の土砂災害の引き金の一つになったとの意見に対する市長の見解について
→回答:鷲谷開発建築部長
樹木の伐採は平成25年度に実施し、その当時の市長は野志市長、樹木の伐採が原因であるかは判断することはできません。
【嘆願書の実態】
[請願34]緑町土砂災害における住民向け説明の充実と生活再建支援金の適切な運用及び対象拡大を求める請願について
請願第34号(都市整備委員会付託)
第一項:松山市は「個別に丁寧な対応を行っている」としていますが、実際には納得できていない住民が多く存在します。この事実に真摯に向き合い、まずは、住民一人一人が納得できる個別丁寧な説明をお願いいたします。
→一部採択
第二項:生活再建支援金については、当初の調査票に記載された被害内容と実際の支給内容に差異がある事例に対し、当事者住民が納得できるよう、まず丁寧かつ具体的な説明を行っていただくことを要望します。また、営業・事業活動に関わる損失や収益の減少についても、生活の再建に直結する重要な問題であることから、再度、対象拡大の検討をお願いいたします。
→一部不採択
上記嘆願に呼応する形で10/17松山市長が会見を行った
松山城山土砂災害 希望する被災者を市職員が戸別訪問へ
請願の部分採択受け対応 市長会見(愛媛新聞ONLINE)
※ 当団体は、嘆願34の内容監修に一切係っておらず
個別対応を求めた経緯はございません。
当団体が求めることは、一貫して「第三者による再検証の実施」と「被災者全体を集めた説明会の再開催」であり、松山市の一連の対応に反対の意思を表明します。
【松山城周辺の日常的な点検活動報告】
10/17付の工事画像を拝見したところ、小規模崩落によりブルーシートがずり下がり、土砂が足場にかかっている。8/9に撮影したハンドホールは撤去されていたが、地中から配管が露出している
城山緊急車両用道路復旧工事状況の推移 令和7年10月15日~19日
樹木伐採についても、工期が長く、マンション南部(城山とマンション立体駐車場との境界部分)に切り出した木が放置されているようで、虫が湧く要因になりかねないと懸念している
【有識者へのコンタクト】
関西大学 山崎榮一教授(54歳)
2025/10/15に電話面談した
2025年7月13日付の愛媛新聞に取材を受けていた方となり、憲法・行政法・政策法学が専門で、「自然災害と法」というテーマを中心に活動を展開されている
≪山崎教授のお話≫
支援金出してるので、松山市は見栄え良く対応しているが、市民に寄り添っていないように見える。
こんな方は裁判で強制的に辞めささないと居座る。
裁判では、あまり金銭的には良くないが、賠償金より謝罪が欲しく争うケースも多々ある。
年内に松山にバスで来て、現地見て、皆さんと話をしたい。愛媛新聞も来てもらって取材も受けて世論にも訴えたい。
あとは弁護士さんの仕事だが、協力出来るところはしたい。